Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

30.【蒼白の月に啼く獣4-5】

 遅い昼食の後、西門は狂司郎にシャワーで汗を流させ、自身も軽くシャワーを浴びてさっぱりとした。


 一息ついたところで狂司郎を誘い、英家の広間に連れて行った。


 狂司郎の歌声を聴いた時に思いついたのだが、英家の広間にはグランドピアノがあるのでそれで遊ばせることにしたのだ。西門自身は楽器はてんでダメなのだが、一般的に子供は音の出るものが好きだと聞くので、狂司郎も楽しめるのではないかと考えた。

 そこに、それとは別の思惑がなかったとは、後になって思えば否定できないのだが。


 田上のいる執務室に行きたがらない狂司郎を廊下に待たせ、西門は広間の鍵を取りに執務室に入った。
 デスクでなにやら事務仕事をしていた田上が、西門をチラリと見るが何も言わずまた手元の書類に視線を落とす。


「広間の鍵をお借りしますね。恭司郎様とピアノで遊ぼうかと思いますので。」
と、西門が声をかけると、顔を上げた田上が何か微妙な表情をし、口を開きかけるが、すぐにいつもの冷静な顔つきに戻り
「どうぞ。」
と、素っ気無く答えただけでそれきり顔を上げることはなかった。

 西門はその態度に多少の引っ掛かりを覚えつつも、鍵の入っている戸棚をあけ、広間の鍵を取ると狂司郎の元に戻った。


 広間は英が取引先を招いてのパーティや、親族の集まりに使用される以外は使われることはない。毎日掃除に入る使用人が窓を開けて換気しているが、それでもこの時期はムッとするような暑さがこもっているので、西門は慌てて空調のスイッチを入れる。
 南側の庭に面した大きな掃き出し窓のカーテンを開け、グランドピアノのあるあたりに光を入れた。

テキスト by 流々透雫

 

≪湊狂29.へ  湊狂31.へ≫

≪湊狂1.から読む
≪湊狂INDEXへ
≪作品INDEXへ

 

Copyright (C)   ciliegio2009, All rights reserved.

 

↓ランキングに参加しています。↓よかったらポチしてください。
 にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

 

拍手ありがとうございます!
嬉しいです~♪

 

関連記事
スポンサーサイト

|  ・湊+狂司郎 | 19:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://moelvabxb.blog81.fc2.com/tb.php/98-f26ad1fa

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。