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絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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25.【蒼白の月に啼く獣2-12】

 敷地内に入り屋敷に向かう途中、西門は狂司郎に絵を見せて欲しいと何度も頼んでみたのだが、狂司郎は後ろ手に絵を隠したまま、見せてくれようとしない。


 「恭司郎様。今度お絵かきの道具を買いに行きましょうか。スケッチブックと、クレヨン。色鉛筆も要りますね?」
狂司郎からの返事はないが、構わずに話しかけるのが最近の西門の常だった。


 狂司郎の部屋に西門も一緒に行き、手洗いをさせた後、食事の時間まで狂司郎と何をしてすごそうかと、ソファに座り考えていると、ふいに目の前に紙が差し出される。

 湊を描いたという絵だった。

 人物にしてはダイナミックな絵。でもちゃんと髪も顔もある。その絵にかかってしまうくらい、これまたダイナミックな字で「みなと」と書かれている。

 西門は嬉しかった。上手いとか下手だとか、そんなものは全く関係なく、嬉しかった。

「僕を描いてくれたんですね!嬉しいです!」
と言いながら狂司郎を見ると、怒ったようなふくれっ面をして目を逸らした表情に、彼の戸惑いが見て取れて、それが無性に可愛く感じ、思わず目の前にいる狂司郎を抱きしめてしまった。
 西門の不意打ちに驚き、抵抗する間もなく抱きしめられてしまった狂司郎だが、すぐに蹴りとパンチの抵抗が返って来て、あっけなく西門のハグは終了した。


 その後しばらく狂司郎の不機嫌は治らず、夜の勉強をその気にさせる為に手を焼く結果となってしまった。


 一進一退のような日々で、かなり前途多難ではあるのだが、焦らずじっくり攻略しようと目論む西門だった。

 


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|  ・湊+狂司郎 | 14:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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