Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

5.【蒼白の月に啼く獣P-5】

 少々不謹慎ではあるのだが、こんな時でもなければ、大人しく世話を焼かせてくれない狂司郎なので、西門はこの状況を心配しつつも、少し楽しんでしまっていた。

ベッドに手をついたまま狂司郎の顔を覗き込み声をかける。

「大丈夫ですか?眠れますか?
狂司郎様が眠るまでお傍にいましょうか?」

狂司郎がジロリと視線だけで西門を威圧する。

その視線を、にっこりとした笑顔で、はじき返した西門は、さらに続ける。

「ホラ、小さい頃、熱を出したとき仰ったじゃないですか。
『湊、俺が寝るまで、ここにいろ。』って。覚えていらっしゃいますよね?狂司郎様?」

「……さっさと出てけっ!」

そう吐き捨てるように言った狂司郎は、不機嫌そうな顔をして西門から視線を反らした。

「おやおや、小さい時はあんなにしおらしいことも仰ったのに、大きくなると、ほんと可愛くないですね。」
西門はクスクス笑いながら、部屋を出て行きかけ、ふと気づいて窓のカーテンを閉め、ベッドの狂司郎を見やりながらドアへと歩いていった。


「熱、ちゃんと測っておいてくださいよ。
あまり高いようでしたらお医者様にお連れしますから。
水分もしっかり取ってくださいね。
私はまた後で参りますので、ゆっくりお休みになってください。」

 そう声をかけ、西門は静かに寝室のドアを閉めた。
狂司郎の部屋を出た西門は、階段を降り執務室に向かいながら、自分がこの屋敷に来た頃のことを思い出していた。

初めて会った時の狂司郎の姿は、西門の中で今もまだ鮮明に蘇る。
ある種の衝撃と共に…。

 


テキスト by 流々透雫

≪湊狂4.へ  湊狂6.へ≫

≪湊狂1.から読む
≪湊狂INDEXへ
≪作品INDEXへ

Copyright (C)   ciliegio2009, All rights reserved.

 

↓ランキングに参加しています。↓よかったらポチしてください。
 にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

関連記事
スポンサーサイト

|  ・湊+狂司郎 | 19:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://moelvabxb.blog81.fc2.com/tb.php/70-7f34efed

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。