Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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成人向SS 二戦目は順延なり


6限目ももう半ばに近づいた頃、今は無人のはずの化学実験室の中で、
途切れ途切れに洩れる声と、衣擦れの音、そして粘着質な水音が低く聞こえている。

危険な薬品を保管した薬品庫と繋がっているので、普段はしっかり施錠されている化学実験室だが、誰かが閉め忘れたのか無施錠だったところを狂司郎が見つけ、今日の獲物を引きずり込んでしまったのだ。

これはもう偶然というより、狂司郎の動物的勘とでも言った方がいいのかもしれない。
もちろん鍵の持ち出しに届け出のいる薬品庫の鍵は、いつも通り厳重に施錠されている。



「……あっ……いやだっ……もう……やめっ……あぁぁっ…」
「…………。」
「……もぅ……やだぁ……」
「…お前が、抱いてくれって、言ったんだろうが……」
「……でも……あぁっ……こんなところ…で…なん…て……」
「…んなもん、関係ねぇんだよ……」
「や……ぁぁぁ……」


ステンレス仕上げの実験台の上に男子生徒が仰向けにされ、両足を胸のあたりまで折り曲げた状態で押さえつけられている。
制服のズボンと下着は脱がされ、左足だけにかろうじて引っかかっている状態だ。

胸の上までたくし上げられた制服のシャツの影から、小さな突起を紅く尖らせた胸は、彼の呼吸に合わせ激しく上下する。
まだあどけなさの残るようなその顔は赤らみ、涙とよだれでぐちゃぐちゃだ。

声をこらえるためなのか、両手を口元に持っていくものの
繋がれた部分から身体を揺すられる動きに、どうしても声が洩れてしまう。

男子生徒の足を長い指で掴み、大きく左右に開き、押さえつけながら
彼の尻の狭間の、本来挿れるべきではない部分に、猛々しい雄を抽挿しているのは、制服を着たままの狂司郎だ。

男子生徒は既に一度精を吐き出したようで、腹の上に白濁の液体が広がっている。
そのとろりとした液体を、狂司郎の指が掬い取り 、己のモノを咥え込み襞がわからないほど伸びきっているその部分に塗りつけるようにして 、その周囲をなぞっていく。
男子生徒がわずかに喉を反らせ、腰を戸惑うように揺らす。



カーテンが開いたままの窓からは、午後の日差しが差し込んでいる。
一応の配慮から、窓からは離れた教室の奥まった場所にいるのだが、いろいろな薬品の匂いが入り混じる独特の臭気に鼻腔を刺激され、それが、場違いな行為をしているという自覚を呼び起こす。
だが、その自覚すらも楽しんでいる狂司郎だ。



銀色の髪をサラサラと揺らしながら、淫らに腰を動かす狂司郎はふと何かの気配を感じ取り
少し眉を寄せながら、その気配の方向に視線をめぐらす。

静かな音と共に化学実験室の扉が開き、するりと音もなく入ってくる人影に気づく狂司郎だが、動きは止めない。
こらえきれず洩れる男子生徒の喘ぎ声に、その人影がこちらを見る。

2年の鈴原時留だ。整った綺麗な顔にいつも潤んだような美しい瞳が特徴の美少年だ。
その瞳は時として淫猥な光を湛える。

狂司郎と時留の視線が交わる。
どちらも表情を変えることなく、視線だけが絡み合う。
狂司郎の目をみつめたまま、口元に微かな笑みを浮かべる時留が、静かに歩き出す。


打ち込まれる動きに変化を感じたのか、下から狂司郎を見上げた男子生徒は、その視線を追い、近づいてくる時留に気づいた。

「いやだっ!」
小さく叫び、逃げようと実験台の上で身を捩る。

それに気づいた狂司郎が、一旦自分自身を引き抜き、
逃げる男子生徒の動きを利用して、彼の身体を実験台の上に裏返して押さえ込んでしまう。

「えっ?やだっ!英さんやめて!……ひっ!……」
狂司郎は、実験台に腹ばいになってしまった彼の尻を大きく開くと
今まで咥え込んでいたせいで柔らかく綻んでいるそこに、もう一度自分の猛りをねじ込む。
「ああぁ……いやだ……ぁぁぁ」

男子生徒は動揺のあまり、足がガクガクと震えている。
両手で男子生徒の腰を支えた狂司郎が再びゆっくりと律動を始める。

時留の出現に驚き、萎えてしまった男子生徒の雄を、狂司郎の手が包み込むように握り愛撫する。
後ろと前へ同時に加えられる刺激に、洩れる喘ぎを抑えるため男子生徒が切なげに唇を噛む。


その様子をじっと見ていた時留は
ひょいと、実験台に飛び乗り、男子生徒の横に腰を下ろす。
うつぶせになって喘ぐ男子生徒の顔に、かがみこむようにして顔を寄せそっと囁く。

「ねぇ…気持ちいい?…狂司郎さんのセックス、すごく気持ちいいよね?…」
時留の潤んだ瞳にじっとみつめられた男子生徒は、
目元を赤らめ、荒い息を吐きながらも、コクコクと顔を上下に動かす。

「気持ちいいなら、それを素直に言った方がもっと楽しめるよ?
ほら、恥ずかしがらずに声を出しなよ。」

時留の細い指が、男子生徒の髪を梳き、フッと耳元に息をかける。


その刺激が男子生徒の羞恥を忘れさせたのか
「んん……あぁ……イイ……はっ………あぁぁっ!」
彼の口から高い声が響く。


「そう、そうやって楽しまなくちゃ。せっかく彼に抱いてもらってるんだから」
クスっと笑いながら時留は身体を起こし、狂司郎を見る。

上目遣いに見つめながら、時留は艶やかな紅い舌先で自分の唇をするりと舐め、身を乗り出すようにして、狂司郎に両手を伸ばす。

時留の誘いに気づいた狂司郎が、男子生徒に雄を打ち込みながらも、そちらに身をかがめる。
その狂司郎の首にまきつくように腕を回し、口を開き舌を覗かせながら狂司郎の唇に喰らいつく時留。
いきなりの深いキスで、お互いを貪るように舌を絡めあう。

時留のリードで何度も角度を変えて重なる唇、舌と舌が淫らに蠢き合い
飲み込みきれなかった唾液が時留の口端から溢れ出る。

左手で時留のうなじをまさぐり、右手で男子生徒の腰を支えながらその後孔を抉る狂司郎の雄が、時留とのキスの刺激でグンと嵩を増し男子生徒の口から高い声があがる。

「あぁぁっ!……熱…いっ!……はぅぅっ……」



時留は狂司郎の口内からゆっくりを舌を引き抜き、すがりついたまま彼の耳元に囁く。
「ねぇ…終わったら、物理準備室に来て。
俺もしたくなっちゃった…狂司郎さんとセックス…。
濃厚なの、しようよ…。」

口から垂れた唾液を細い指先でぬぐい、実験台から降りた時留は、狂司郎の唇に、もう一度軽くキスをした後、 ヒラヒラと手を振りながら離れていく。

時留が出て行くまで、その姿を目を眇めるようにして見やっていた狂司郎だが、気を取り直すように軽く頭を振り、先走りの露で濡れそぼっている男子生徒の雄を扱きつつ、自身の精を吐き出すために腰を激しく打ちつけ始めた。




授業終了のチャイムが鳴り始める頃、化学実験室から狂司郎が出てきた。
先ほどまでの行為にさすがに汗ばんだのか、前髪をかき上げ、クシャクシャっと払い、首を左右に振った後、ポケットに両手を突っ込み歩き出す。


時留が言っていた物理準備室はここから少し離れたところにある。
だが、そちらとは逆方向に狂司郎は歩き出す。
着いた先は自動販売機だった。

ポケットから小銭を出し、ミネラルウォーターを買うと
近くの窓に寄り、吹き抜けてくる風に目を細めながら狂司郎は空を見上げる。
連戦前の水分補給といった風情で、ペットボトルの蓋を開け、渇いた喉にゴクゴクと流し込む。
飲み下す時の喉仏の動きが、妙に淫らに見えるのは彼の肌の質感のせいなのか。

一気に半分ほど飲んだ後、大きく息をついた狂司郎は、濡れた唇を手の甲で乱暴にぬぐい、ペットボトルに蓋をするとそのままゴミ箱に投げ入れ、また両手をポケットに突っ込み、歩き出す。



物理準備室の前には、ちょっと困ったような顔の時留が立っていた。
「ここ、今日はダメみたい。中に誰かいるんだよ。
俺、他の教室あたってくるからここで待ってて?」
狂司郎にそう告げると時留は、その場所を離れて廊下を歩いていってしまった。

扉に視線を移すと確かにすりガラスを通して、人影が動いているのが見える。
ここにいるのもまずいか…と歩き出そうとした時、いきなり準備室の扉が開いた。
突然のことに狂司郎も思わず固まってしまい、目の前にいる人物を見下ろす。
物理教師の小春先生だった。
物理教師が物理準備室にいるのは当たり前のことなのだが、
彼女は彼女で何かに驚いたように、大きな目を真ん丸くしたまま呆然と狂司郎を見上げている。


時が止ったかのように二人は身じろぎもせず、どちらも視線を外せない。


それを破ったのは、狂司郎の低い声だった。
「・・・なに見てんだよ。」

The End

テキスト by 流々透雫


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この作品は小春SSとリンクしてます。
≪小春SS 小春、白豹に猫をゆずる[前編]

 

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|  ・狂司郎×時留 | 13:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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