Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪136.荊-木犀は月に馨る- 4-23


「デコ……」
もう一度囁いたあと、雪耶の唇を狂司郎の舌がなぞるように舐める。
その舌は、閉じられた唇の狭間を小さくノックしてきた。

「……ぁ…」
その刺激に雪耶の唇が緩む。
すかさず狂司郎の舌が、その隙間をこじ開けるようにして口腔内に侵入してきた。

リアルに体感する、他人の口内器官の感触。
意思を持った生き物のように、狂司郎の舌が雪耶を求めて追いつめてくる。
熱くぬめる狂司郎の舌先が掠める度、雪耶の舌はビクッと震えて逃げを打つ。
喉の奥へ逃げ込もうとする雪耶の舌下を、狂司郎の舌先がからかうようにつついてきた。

雪耶の意識は自分の口の中に集中し、何も考えることができない。
高温の熱が充満したような脳内で思考回路が吹っ飛んでいる。

「……ぅ……んっ…ん…っ……」
口を占拠されてしまった雪耶の鼻腔から、小刻みに息が洩れる。

スッと雪耶の口腔から熱い存在が抜け出し、唇を塞いでいたものも離れていく。
熱に浮かされたような状態で、雪耶はうっすらと瞼を開いた。
その視線が捉えたものは、牡の匂いを感じさせるような狂司郎の表情だった。

獲物を食らおうとする捕食者のような瞳。

(やっぱ狂さん、白豹だ…)

「舌を出せ。デコ…」
白豹が、掠れた声で命令する。

雪耶はその命令に、おずおずと小さな舌先を唇の間から差し出した。
唇ごと喰らいつくように狂司郎の唇が重なり、雪耶の舌は狂司郎の舌に絡め取られる。
濡れた粘膜同士の接触は、雪耶に未知の感覚を覚えさせる。

ぎこちない動きの雪耶の舌に、狂司郎の舌が宥めるようにゆったりと絡みつき、飲み込みきれなかった唾液が時折、淫靡な水音を立てる。
角度を変えながら施される口内への愛撫に、雪耶は夢中になっていった。

狂司郎の舌の動きが煽るような淫猥なものに変化した時、生まれて初めて掘り起こされた官能の熱が雪耶の背筋を走り下りて、腰に重い痺れをもたらした。
全ての血流が中心に集まるように流れ込んできて、雪耶の下腹部が熱を孕む。

「……んっ……ぅ……っ」
自分の身体に起こりつつある変化が何なのか、いくら奥手な雪耶でも理解している。
むずがゆいようなもどかしい感覚、思わず腰を狂司郎に擦り付けてしまいたくなる。
雪耶は狂司郎の背に回した両の手のひらを、彼のシャツごとキュッと握り締めた。

ふいに、狂司郎が雪耶の唇を解放する。



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