Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪133.荊-木犀は月に馨る- 4-20


ふと、狂司郎の表情が翳る。
狂司郎は唇を噛みしめたあと、思い切ったように低い声を絞り出す。
「……俺……あん時、おまえをヤっちまおうとしたんだぞ?
それでも……いいのか?」
「あ……」
英邸でのことを言っているのだ。

「…うん。あれは…狂さん、本気じゃなかったでしょ?」
「……いや……わかんね……」

ますます表情を暗くした狂司郎が身体を離そうとしたのを感じ取り、慌てて雪耶は狂司郎にしがみつく。

「だって狂さん、俺がパニック起こしたらすぐにやめてくれたんでしょ?」
「それはそうだけど……。
…でも……やろうとしたことは事実だ…」
言いよどむ狂司郎の顔が辛そうに歪む。
おそらく、ずっと自分を責め続けたのであろう。
狂司郎の後悔が伝わってくる。
それだけで雪耶は十分だった。

「あのパニックの時、気づいたら目の前に狂さんのすごく心配そうな顔があったのを覚えてる。
そんな顔する人が、無理やり最後までしたりしないよ。
それに、狂さんが本気で仕掛けてきてたら、俺も本気で抵抗して逃げてたよ。
狂さん蹴り飛ばしてでもね。俺も実践空手やってるし!」
「………」
狂司郎の瞳が揺らぎ、わずかに首が左右に振られる。

「狂さん、俺は俺が知ってる狂さんを好きになったんだって言ったでしょ?
あの時、狂さんは暴走しかけちゃったかもしれないけど、ちゃんと踏みとどまったじゃん。
それに、さっききちんと謝ってくれたでしょ。
自分のしたことを認めて、俺の心配もしてくれて…。
そんな狂さんだから、俺は好きになったんだよ」
雪耶のまっすぐな視線に、狂司郎の視線が繋がった。



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|  ・狂司郎×雪耶 | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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