Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪130.荊-木犀は月に馨る- 4-17


「こんなことすんだぞ?」
真っ赤な顔で硬直する雪耶を見下ろすと、呆れたような声音で狂司郎が言う。
言葉が出ない雪耶は狂司郎を見つめたまま、コクコクとせわしなく首肯する。

恋愛するってことはキスもする。
それは、わかってると答えているつもりだ。
わかってはいるのだが、いきなりのキスは刺激が強過ぎだ。

狂司郎の片方の眉が上がる。
「……男同士だぞ?」
またしても、雪耶は首を上下に動かし何度も頷いた。
「おまえな……」
雪耶の気持ちを掴みかねているのか、狂司郎が曖昧な表情を見せる。

男同士であっても狂司郎が好きだというのは、雪耶の中で既に確認済みだ。
だから、そのことに関して雪耶に戸惑いはない。
ましてや、狂司郎は……という思いが過ぎった瞬間、それが雪耶の口を突いて出てしまった。

「だって狂さん、男も女もイケるんでしょ?」

言葉を放った瞬間に(マズイ!)と気づいたが、同時に狂司郎も気づいたようで、目をすっと細くする。
「どこで聞いた?」

「え?え?えっと……」
狂司郎のシャツから手を離し、後退りを試みる雪耶だったが、リーチの長い狂司郎の腕がすばやく細い腰を捕らえ、抱き込まれてしまう。
狂司郎の追求から逃れようと雪耶は視線を泳がせた。
「う、噂だよ。そうゆう噂を聞いたことがあるだけ」
「ふーん」

だが、雪耶の顔を覗き込んでくる狂司郎の顔にさほど不機嫌さは感じられない。
それを読み取った雪耶はホッとしたのだが、さらに狂司郎の質問が重なる。

「他には?」
「え?」
「他にどんなのがあんだよ?」
「え?…他にって、噂のこと?」
狂司郎が頷く。


桜華学園の英狂司郎というのは、ある意味、有名人だ。
『悪名高いという意味での』ではあるが。
だから、雪耶が知っているだけでも彼の噂はたくさんある。
恋愛絡み、というより、セックス絡みのものも、とても多い。
しかし、それは本人に面と向かってはとても言えそうにないものばかりだった。

「どうしてそんなこと言わなくちゃいけないの?」
「……いいから言えよ」



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|  ・狂司郎×雪耶 | 22:27 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

リンク

更新お疲れ様です!
ほんといつも楽しみにしてます(*^_^*)
最近電車でニヨニヨしっぱなしだよ(笑)
あ、131へのリンクが130になってるかも?
次に進もうとすると同じ記事に戻っちゃうんだ。

| あきの | 2012/03/06 18:52 | URL |

Re: リンク

ありがと~!
ニヨニヨしてもらえて嬉しいー(∩´∀`)∩ 
この先、もっとニヨニヨしてもらえるかと(o ̄ー ̄o) ムフフ

リンクの件もありがとう!
数字を間違えてた((( ;゚Д゚)
修正しました。(*´∀`)

流々透雫

| ciliegio☆☆ | 2012/03/06 22:20 | URL |















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