Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪128.荊-木犀は月に馨る- 4-15


「狂さん。ねぇ、わかってる?
今はまだ11月だけど、年明けたらすぐにセンター試験だよ?
そのあと、月末の学年末試験が終わったら、3年生は自由登校になるんでしょ?
そしたらもう、卒業式くらいしか狂さんは学校に来ないじゃん。
あとちょっとしかないんだよ?」
「……………」
狂司郎が小さく眉を顰めるが、口を開くことはない。
しかし、雪耶はその視線から、「わかりきったこと言ってんじゃねぇ」という狂司郎の声を聞いた気がした。

「だから俺、狂さんが学校に来る日は、出来るだけ一緒にいたいと思ってたのに…。
休み時間は短いから無理だけど、昼休みとか放課後とか。
俺、狂さんを追っかけようと思ってたのにっ」
「は?」
雪耶の言わんとすることがわからないのか、あるいは想定外の内容だったのか、狂司郎の口がポカッと小さく開く。

「俺、もっと狂さんと一緒にいたいんだ!
桜華で狂さんと一緒にいられる時間が残り少ないんだから、
もっといっぱい喋って、もっといっぱい笑って!
って、喋るのも笑うのも俺担当だけどさ。
でも、狂さんは俺の話をちゃんと聞いてくれてるし、時々デコピンしてくるから痛いけど。
でも、ちゃんと俺のこと見てくれてる!
だから!」
言ってることが支離滅裂になってきた。
冷静に説得すべきなのだとはわかっているが、焦りが感情を煽ってしまい、それをコントロールする思考がついていけない。

――それでも、伝えたい!――



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