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絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪123.荊-木犀は月に馨る- 4-10


自分の気持ちに気づいた雪耶は、狂司郎の腕の中にすっぽりと納まり、彼の胸に顔を寄せている自分の今の状態に改めて思い至る。

キューっとなっていた心臓が鼓動のスピードを一気に上げると同時に、雪耶の頬が熱くなる。

(ヤバイ!どうしよう。なんかすごく恥ずかしくなってきた!)

狂司郎にしてみれば、パニックを起こしかけた雪耶を宥めているつもりなのだろう。
それ以外の意味はないに違いない。

だが、このままの状態が続くと、雪耶はまともに話ができなくなりそうだった。
といっても、雪耶はどうやって狂司郎の腕から抜け出せばいいのか、わからない。
狂司郎は雪耶の頭に顎を乗せたままなので、相変わらず顔をあげることもできなかった。

とりあえず、雪耶は今の体勢のまま話を続けることにした。

「あの…。狂さん?」
「………」
「ありがとう。俺は俺のままでいいって言ってくれて。
俺、嬉しいんだ…すごく!
だから…もう大丈夫だよ」
「……そうか」

相変わらず素っ気無い狂司郎の声が聞こえたあと、雪耶の頭の上から重みが去った。
その瞬間、雪耶にふと寂しいような気持ちが過ぎる。
雪耶はそっと狂司郎の顔を見上げた。

端整な顔は、いつも通りのクールさだったが目つきに鋭さはなく、落ち着いた表情だった。
雪耶に対するピリピリと尖った拒絶も今は見えない。
心なしか、柔らかさも感じられる。
それを見て雪耶は安堵する。

――この分なら、家に戻ってくれるだろうか。



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|  ・狂司郎×雪耶 | 21:08 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

可愛い~!

やべー、可愛いよ!ゆっきー!
ニヤッとしちゃった(^з^)
いつも更新楽しみにしてます☆

| 秋野 | 2012/02/28 20:10 | URL |

Re: (o´ω`o)ぅふふ

荊後編では、可愛いっゆっきーを目指して書いているので、
そう言ってもらえるととっても嬉しいです!
ありがとー(*´∀`*)

狂雪ルート100話越えにして、やっとラブ展開になっていきますので、
今後もお楽しみに!°・。(# ̄ ▽. ̄#)°・。゜

流々透雫

| ciliegio☆☆ | 2012/02/28 22:51 | URL |















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