Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪109.荊-木犀は月に馨る- 3-14


狂司郎と実里が恋人同士ではないとなると、家出の原因はやはり雪耶とのことになるのだろう。
やはり…という苦しい思いと同時に、どこかホッとしたような気持ちも混じっているのを感じ取った雪耶は、心の中で首を傾げた。
しかし、その理由の追求には至らず、すぐに狂司郎のことが頭の中を占める。


雪耶が再び思考の渦に飛び込みかけた時、二人が立ち話をしているエントランスに人が入って来た。
実里は雪耶の肘の辺りを取ると、邪魔にならない位置に誘導する。
訪れたのはどうやら住人だったようで、パネルを操作してマンション内に消えていった。


マンションの玄関ドアが開閉され雨に湿気た外気が入り込んだことで、エントランス内の空気の質が僅かに変わった。

その空気の変化と同じように、自分の心が軽く息継ぎをしたように感じた雪耶は、改めて実里のメイクをしていなくても整った美貌を見上げる。

狂司郎もまた、実里の存在を彼女と同じような感覚で捉えていて頼ったのかもしれない。
それならば、実里に何か打ち明けたりしていないのだろうか。

「あの…。先輩は、何か言ってませんでしたか?」

実里は静かに首を左右に振った。
「何も…。
いきなり来たかと思ったら、『泊めろ』って言うだけで。
元々、うちに来るつもりはなかったのよ。
転がり込もうと当てにしてた人が今、仕事で海外出張中だったから仕方なくだったみたい」



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