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絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪108.荊-木犀は月に馨る- 3-13


めまぐるしく思考を回転させる雪耶だったが、何ひとつまとまらない。
ヒントを求めるかのように実里を見るが、彼女の表情からは何も窺えない。
じっと雪耶に視線を留めたままだ。

押し黙ってしまった雪耶に実里が問いかけた。
「久世くんは、キョウが家を出た理由を知ってるの?」
「…いえ。知らないです。
でも、心当たりがあるので、そのことを先輩と話したくて来たんですけど…。
ここに来たら、もしかしたら違ってたのかなって思い始めてます」
その後に続く、(あなたと先輩の問題じゃないかと――)というセリフを雪耶は口にすることなく飲み込む。

だが、続く実里のさらなる問いは、まさに飲み込んだそれを引き出そうとするものだった。
「どう違ってたって?」
「え?えっと…。
それは…。
……嶋野さんとのことかなって」
雪耶は先ほど飲み込んだセリフを思い切って唇に乗せてみる。


「……あぁ、そうか。まずは誤解を解かないといけないか。
久世くんは、私がキョウと付き合っていると思ってるのかもしれないけど、違うわよ。
キョウがあんなことをしたから、誤解してしまうのも無理はないわね。
でも、あれはキョウが久世くんを追い返そうとしてやったこと。
久世くんが出ていったあと、彼は私を突き放して部屋に戻ってしまったくらいだから」

「そう…だったんですか」

狂司郎が実里にキスを仕掛けた時のことを言っているのだ。
そう言われてみれば、あのシーンはあまりに唐突過ぎる。
恋愛事に不慣れな雪耶を追い返すための策としては、とても効果的なものだったのは確かだが。

「私とキョウは付き合っていないし、この1週間泊めてるけど全くなにもないの。
私はキョウが中学生だったころから知ってるし、7つも年が違うからお互いにそういう対象として見れないのよ。
まぁ、しいて言えば弟分みたいな感覚かしら」



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|  ・狂司郎×雪耶 | 21:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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