Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪105.荊-木犀は月に馨る- 3-10


エントランスに出てきたのは実里だった。
先ほど着ようとしていたジャケットを羽織り、バッグと傘を手にしている。

予想外の再会に、どちらの顔にも戸惑いの色が浮かぶ。
だが実里はすぐにクールな表情に戻すと、雪耶をじっと見つめた。
女性としては高めの身長である上に、ヒールのあるブーツを履いているので、雪耶を見下ろす状態になっている実里が口を開く。
「まだ何か?」

実里の素っ気無い口調に雪耶は一瞬引きかけたが、諦めるしかないのかと思い始めていた今、この偶然は渡りに船だ。
このチャンスを逃してはならない。

「俺、先輩と話がしたいんです。
だから、もう一度お願いできないかと思って戻ってきました」
お願いしますと頭を下げる雪耶だった。

「そう…話をね。話ってどんな?」
「俺、先輩に謝りたいことがあるんです。
それに、先輩がずっと学校にも行ってないって知って、俺、心配で…。
だから、先輩ときちんと話がしたいんです」

「…久世くん、だったよね?」
名前を確認され「はい」と雪耶は頷いた。
「久世くん、もしかしてキョウを連れ戻しに来た?」
そう尋ねる実里の視線が、まっすぐに雪耶を射抜く。



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