Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪92.荊-木犀は月に馨る- 2-13


「西門さんは狂さんの保護者代わりなんですよね?
心配じゃないんですか!」
「私が狂司郎様に付いているのは、それが仕事だからです。
私には雇い主がいるのですよ。
雇われている者は雇い主の命令に背くことはできません。
私の心配は個人的な感情でしかありませんから」

どういうことなのか。
雇い主というのは狂司郎の父親だろう。
その父親が狂司郎を迎えに行くなと言っているということだろうか。
狂司郎の家出に呆れた父親が「放っておけ」というのはありそうだ。

(それって普通の家でよくあることだよな。
でも、お父さんがダメだって言ってもお母さんが勝手に動いちゃったり…。
あ、狂さんはお母さんがいないんだった。
そっか。西門さんはお母さんじゃないんだもんな。
やっぱり狂さんのお父さんを差し置いて動くことはできないか。
だから雇い主とかって話になっちゃうんだ)

そう考えた雪耶は、困惑交じりのような表情を浮かべる西門を見つめた。
おそらく西門も心配していないわけではないのだろう。
動きたくても動けないのか。
あるいは、西門なりの考えがあって動かないのか。
雪耶にはわかりようがない。


狂司郎が自発的に帰ってくるのを待つ。
これが西門の結論だというのなら、雪耶も待つしかないのだろうか。
西門は居場所を把握しているというのに。

――俺は嫌だ。待ってるだけなんて嫌だ。

狂司郎がどういう状態なのかはまったくわからないけれど、雪耶自身の感情は明白だ。

――狂さんに会いたい。会って謝りたい。狂さんに戻ってきて欲しい。


「西門さん、俺、狂さんに会いたいです。
会いに行きます。
だから居場所を教えてください」



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