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絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪81.荊-木犀は月に馨る- 2-2


見舞いの品選びにあれこれ迷った雪耶が買ってきたのは、通学路にある商店街・チェリーロードの人気スイーツ店のプリンだ。
以前、狂司郎が桜華カフェの販売日不定期&数量限定レアメニュー、『寮長のバナナプリン』を手にしていたのを思い出し、プリンが狂司郎の好物である可能性が高いと踏んだうえでの選択だった。

「学校で藤巻先生に、先輩が体調を崩して休んでるって聞きました。
食べられる状態なのかどうかわからないですけど、先輩が好きかなと思って買ってきたんです。
美味しいって評判のお店のプリンなんです…よかったらどうぞ」

雪耶の言葉に西門の眉頭が僅かに動いたが、それも一瞬のことで、そのあとはただ無表情に見下ろしてくる。
差し出された洋菓子店の袋を受け取る素振りを見せない西門に、雪耶は戸惑ってしまった。

雪耶は西門の表情や視線から、彼の意図するものをなんとか読み取ろうとするのだが、何も伝わってこない。
そもそも、見舞いに訪れた人間に対してこの態度はどうなのか。
整った身なりや彼の纏う雰囲気から、常識ある男性という印象を受けるのに、社交辞令的な微笑みすら見せず雪耶を見下ろしている。

もしかしたら自分の訪問はまずかったのだろうか。
だがそれに関しては、小春の連絡で了承してくれているはずだ。
それならば何故……?
やはり狂司郎に何か起きているからなのだろうか。

品物を差し出したままの姿勢で固まっているという間の悪さを打破しようと、雪耶が言葉を発しかけた時、
「先週の火曜日、貴方はこちらにいらっしゃいましたか?」
心地良く響く低音の声で西門が尋ねてきた。



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