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絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪74.荊-木犀は月に馨る- 1-8


廊下には早々に昼食を終えた生徒たちがいるので、足の速い雪耶でもスピードをあげることができず、人の間を縫うように俊敏な動きで走り抜けていく。

3年生の校舎へと繋がる渡り廊下では窓に寄り、眼下に広がる中庭に、狂司郎を探す。
だが、そこに彼の姿はなく、雪耶は再び走り出した。


身体をぶつけるようにしてバルコニーに出るドアを開けた雪耶は、数歩進んだところで足を止め、バルコニーを素早く見渡した。
11月にしては気温が高いということもあってバルコニーにいる人数は多く、そこここで弁当を広げるグループや、置かれているテーブルセットで賑やかに談笑している生徒たちもいた。

どんなに人が多くても、あの髪の色だ。
見落とすことはない。
だが、やはり狂司郎の姿はなかった。


――屋上かも…――

屋上に行くための階段に向かって、3年生の教室の並ぶ廊下を走り抜けていく雪耶を、驚いたように見送る者もいた。
確かに、この廊下を1年生が走っているのは場違いだ。
だが、雪耶にはそんな視線を気にする余裕もない。
ただ、狂司郎の姿を求めて走る。

途中、狂司郎の教室を通りかかった時には中を覗いてみたのだが、狂司郎はいなかった。

階段を一段飛ばしに駆け上がり屋上へと走り出た雪耶は、大きく肩を揺らし苦しげな呼吸をしながら、いつも狂司郎がいる場所へと視線を走らせる。

進入防止用のフェンスの向こう。それがいつもの場所だ。
今、そこに二つの人影があった。



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桜華裏話:屋上に上がれるのは高等部3年生の校舎だけ。
フェンスを越えるのは禁止されてるのですが…。困ったもんですw
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|  ・狂司郎×雪耶 | 17:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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