Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪73.荊-木犀は月に馨る- 1-7


嵐に窓際まで連れて行かれた雪耶は、窓の外の景色から目が離せなくなってしまった。

雪耶の視線がバルコニーを素早く走る。

――いない――

そこに狂司郎の姿は見つけられなかった。
それでも諦めきれず、雪耶はバルコニーをなぞる様に何度も見る。

休んでいるというのはやはり本当なのか。
自分が目を背け続けてきたこの1週間、そこに彼の姿はなかったのか。
窓の外を見つめたまま、雪耶の顔がどこかが痛むかのように歪んだ。

「え?ゆっきー?どうしたんだよ!」
またしても固まってしまった雪耶の顔を心配そうに見た嵐が、その表情に驚いたように声をあげた。

雪耶は顔に無理矢理笑顔を貼り付けてから嵐に向き直る。
「嵐、これやるから食えよ!」
そう言って自分が買ってきたロコモコ丼とジンジャーエールを押し付けると、教室の出入り口に向かって駆け出した。

「えぇ?何?ゆっきー!どゆこと?食わないの?
っつか、どこ行くんだよ!」
嵐の焦った声が雪耶を追いかける。

「いらない!あったかい方が美味いから冷める前に食えよ!」
雪耶は振り返らず掌をヒラヒラ振ると、教室を飛び出した。



テキスト by 流々透雫



※―――※※―――※※―――※※―――※※―――※※―――※


2011年もあとわずかとなりました。
春に起きた大震災により、日本は大きな傷を負うという大変な1年でした。

そんな中、少しでも楽しんでいただければと細々と活動を続けてきたMoelva-B×B-に、たくさんの方が訪問してくださいました。
本当にありがとうございました。

来る新しい年が、みなさまにとって幸せな1年となりますことを、心よりお祈りいたします。

なお、本年の更新はここまでとさせていただきます。
日時は未定ですが、年が明けましたら連載再開いたします。

ではでは、みなさま、良いお年をお迎えください。


ciliegio一同
文責・流々透雫

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