Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪71.荊-木犀は月に馨る- 1-5


「ゆっきー?おい!どうしたんだよ!」

遠くから聞こえていた音が、自分に向けられた言葉であると雪耶の脳内で認識された時、肩を掴まれ大きく揺さぶられている自分の現状に気付いた。
唐突に現実世界に引き戻されたかのようにぼんやりと巡らした雪耶の視界で、心配そうに自分を覗き込んでいる一之瀬嵐の顔が像を結ぶ。

「ゆっきー、顔色悪いぞ?なんかあったのか?」
「…あ?うん…なんでもない…」
「そうか?なら、いいけど…」
嵐の気遣わしげな視線を避けるように目を逸らした雪耶は、机の上に購買部で買ってきた昼食を置いた。

答えようとしない雪耶の気持ちを察したのか、すぐに嵐はいつもの人懐っこい笑顔を浮かべる。
「うわー!美味そうな匂い!これ、ロコモコ丼?ああー!俺も食いたかったー!
今日は俺、弁当なんだもんなーメイドインオカンの!」
嵐は明るい声で話しながら、雪耶が持ってきたドギーバッグに鼻をクンクンさせた。

そんな嵐の声に雪耶は口元をあいまいにほころばせる。
「ほら!ゆっきー、早く喰おうぜ!それ、冷めちまうだろ」
「うん」
「こっちこっち!窓際の席があったかいって!」

暖かな秋の日差しに彩られた窓際の空いている席に雪耶をぐいぐいと引っ張っていく。
そこは嵐の席でも雪耶の席でもない。
だが、そんな小さなことは気にしないのが嵐のモットーらしい。



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