Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪70.荊-木犀は月に馨る- 1-4


――狂さんが休んでるって?マジ?――

――1週間?もしかしてあの翌日からずっと?――

――病気なのか?それとも別の何か……?――

――もし、あのことが原因だったら…………――

――どうしよう?俺はどうすればいい?――

――ああ!いったい、どういうこと?――

胸の奥から暗い靄のような得体の知れない何かが次から次へと湧き出してきて、波打つように揺らぎながら雪耶の心の中に広がり重さを増して沈殿していく。


教室に向かう道のりを雪耶の足は急くように踏んで行くが、彼の目は流れる景色すら認識していなかった。
これまでの習慣で覚えた道程を身体が勝手に動いているだけで、意識そのものは自分の内にどんどん入り込んでいく。

唇をきつく噛み、眉を顰め、強張った表情で、前方から視線を動かすことなく足早に歩く雪耶の姿は、彼を知る者が見たらさぞや奇異に映ったことだろう。

ほとんど無意識のまま教室の自分の席に戻った雪耶は、購買部で買った昼食を持ったまま固まったように動かなくなる。
先ほどからずっと繰り返し自分に問いかけている疑問が、雪耶の心をキリキリと締め付けていた。



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