Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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PRAY FOR JAPAN ~Kyohshiro&Yukiya~.10

「おい」

狂司郎の声が、雪耶を現実に引き戻した。
はっとして狂司郎のほうを見やると同時に、何かが手元に放られて、
雪耶は慌ててそれを受け取った。
見ると、購買で一番人気のオム焼きそばパンが手の中にある。
びっくりして狂司郎を見上げると、狂司郎は無表情のまま、
「それ食っとけ」
と言い残して、きびすを返した。

「えっ、えっ、先輩、いいんですか!?ありがとうございます!!」
大声を上げる雪耶を振り返ると、狂司郎は
「それと、先輩っていうのはやめろ。狂司郎でいい」
と言い残すと、今度は振り返らずにまっすぐ屋上から姿を消した。

「うわっ、俺、マジどうしよう・・・・!」
嬉しさのあまり、手の中のパンをじっと凝視した雪耶は、
いまさらのように、額がひりひりと痛むことに気づき、
そういえば狂司郎が自分にデコピンしたことを急に思い出した。

それでも、今は、その痛ささえも嬉しい。

額にそっと手をやりながら、雪耶は、ふたたび
手の中のオム焼きそばパンを見た。
狂司郎の、目に見えない優しさが、そこに
集約されているように感じられる。
「べ、別に、餌付けされたからじゃないんだからな!!」
誰も聞いてないのに、おもわず大声で言い訳すると、
さっそくパンの袋を破って口に運んだ。
正直、あれっぽっちの量じゃ全然足りねぇもんな。
狂司郎さん、ありがたく、いただきます!


PRAY FOR JAPAN ~Kyohshiro&Yukiya~. 
The End
テキスト by ほっけ未凜

PRAY FOR JAPAN ~Kyohshiro&Yukiya~. 
イラスト by 流々透雫

Copyright (C)   ciliegio2011, All rights reserved.


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拍手ありがとうございます!
なんと今回はステキな挿絵つきでございます。豪華版!
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました (*´∇`*)
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