Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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PRAY FOR JAPAN ~Kyohshiro&Yukiya~.3

中庭のベンチに首尾良く空きを見つけてそこに腰を下ろし、
心の中で「いただきます」と唱えてからパンの袋を破った。

もぐもぐと咀嚼しながら、なにげなく周りを見回し、
学園内に豊富に植えられている植物の数々を眺めた。
スズメだろうか、小鳥が小さくチチッと鳴く声が
どこからともなく聞こえてきて、なんとものどかな昼下がりだ。

目の前にあるよく手入れされた花壇では、
みずみずしい花たちが、春先の風にやさしく揺れている。

しかし、一番目を惹くのはこの学校の名前にもある桜の樹だ。

見回せば立派な桜の樹が、校庭の周りをはじめ、
校内の敷地内に何本も植えられており、見事なありさまだ。
いつもならそろそろ葉桜になる時期だが、今年は寒さが
いつまでも厳しかったせいか開花が遅れ、今が
ちょうど見頃のようである。
通年ならば、今週末は方々で花見が企画されることだろう。

・・・でも、自粛とか言って、そういうのは
良くない、みたいな雰囲気なんだよな・・・

この学園のすぐ近くにある大きな公園も
このあたりでは有名な桜の名所で、毎年
花見と称した酒盛りが盛大に繰り広げられている。

しかし、おそらく今年は、そんな騒ぎとは
無縁な週末となるだろう。
でもそれっていいことなのか?

・・・なんかよくわかんね・・・

思考が嫌な方向に行きつつあるのを自覚して、
意識的に視線を花壇に戻し、二つめのパンの袋を破り、口に運ぶ。


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