Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

狂雪62.荊-月は闇に翳る-17

「っざけんじゃねぇっ!!」

狂司郎は抱き込んでいた雪耶の体を、近くにあったソファに力任せに押し倒した。
不意を突かれた雪耶が避けることも出来ず仰向けにソファに倒れこむと、その腹に狂司郎が跨って彼の肩口を押さえ込む。

「んだよ、その目はっ!俺を哀れんででもいやがんのかよ!」
「違うっ!狂さん、違うって!」
「っるせえっ!お前に同情なんかされたくねぇんだよっ!!」
「狂さん違う!同情なんてしてないって!そうじゃなくてっ」
「くそったれがっ!!」

突然、狂司郎の激情をぶつけられた雪耶は必死でそれを宥めようと手を伸ばすのだが、 聞こえてきたカチャカチャという金属音によって、狂司郎がしようとしていることに気づき慄然とする。
狂司郎は、雪耶のベルトに手をかけ緩めようとしていたのだ。

いまだかつて雪耶には見せたことのない狂司郎の凶暴さに、劣情の色が混じる。

「待ってっ!狂さんっ!嫌だっ」

それに気づいた雪耶は焦り、上半身を起こして腕を伸ばし狂司郎の手を止めようするものの、 狂司郎に乗られた下半身の自由が利かないためすぐに肩を押し戻されてしまい上手くいかない。

「やめっ…やだっ…!!」
「……っ!」

それでも何度も手を伸ばして阻止しようとしてくる雪耶に、 狂司郎の行為は何度も阻まれる。

狂司郎の暴走を止めようと抗い続ける雪耶の顔には必死の形相が浮かんでいるものの、 本来であればあって当然の、自分を暴力的に犯そうとする狂司郎に対する憤りや怒りは見えない。
その瞳に見え隠れするのは…悲哀の色。
顔を歪め、息を切らしながらも悲しみを滲ませた瞳で狂司郎を見る。

だが、諦めることなく伸ばされてくる制止の手を強く振り払うたびに苛立ちを募らせる狂司郎には、 雪耶の表情の機微にまで気づく余裕もなかった。
均衡する攻防に焦れた狂司郎が舌打ちをし、伸びてきた雪耶の手首を素早く掴んだ。
雪耶の左右それぞれの手首を掴むと同時にグッと強い力を込めて強引に雪耶の動きを封じる。

「ひっ!」

雪耶の口から引き攣れたような呼吸音が漏れ、力が緩んだ瞬間を逃さず狂司郎は、 捕らえた両手首をまとめて片手で掴み、雪耶の頭上で素早く縫いとめる。
嗜虐的な色に染まった狂司郎の視線は、雪耶の顔を素通りして彼の下半身に移る。


テキスト by 流々透雫


Copyright (C)   ciliegio2011, All rights reserved.


↓ランキングに参加しています。↓よかったらポチしてください。
 にほんブログ村 小説ブログ BL小説へにほんブログ村

拍手ありがとうございます!嬉しいです~o(*^▽^*)o~♪
関連記事
スポンサーサイト

|  ・狂司郎×雪耶 | 21:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://moelvabxb.blog81.fc2.com/tb.php/264-f49a4ae6

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。