Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪61.荊-月は闇に翳る-16

「あいつ、勃起してたんだぜ?信じられるか?
でも俺、見ちまったんだよ、あいつの勃起したモノ。
それを俺のケツの穴にぐいぐい押し込もうとしてくんだよ!それが痛ぇのなんのって!
まぁ全部突っ込まれる前に湊が来てくれたから助かったけどな。
ちっと切れただけで済んだって、笑っちまうよな、アハハハハ…」

乾いた笑い声を上げながら狂司郎は、 自分で開けてしまった扉から溢れ出してきたものが思いのほか昏く淀んでいて自分にとってかなりの重さがあったと思い知らされていた。
あの時の光景が次々と頭の中に蘇ってくる。
あの時の恐怖、怒り、悲しみ…そういった負の感情と共に。

そしてそれは燃え盛っていたそれまでの怒りに注がれていき、焔がますます大きくなる。

――ヤバイ!ヤバイ!これ以上はっ!
何をしでかすか、わかんねぇっ!――

だが、頭の中の自制とは裏腹に狂司郎は、再び雪耶の腰を抱きこむ腕に力を入れ、怯えたような顔を覗き込む。

「笑えるだろ?デコ。面白ぇだろうが、兄が弟を犯すってよ!
おまえも笑えよ、なぁ!
これでもおまえは兄弟だって言い張るか?あぁ?」

「……狂さん……」

オロオロと怯える雪耶の顔を愉しむつもりだった。
だが、雪耶の表情はどこか悲しそうで…。
何故雪耶がそんな顔をしているのか、狂司郎にはわからなかった。

――なんでコイツがこんな顔してんだ?これじゃ、まるで…――

雪耶は狂司郎を見つめたまま、その頬にそっと手を伸ばした。

自分の頬に柔らかく触れてくる指先の温度に狂司郎の心が大きく揺らぎそうになった刹那、 それが引き金であったかのように狂司郎の中で何かが弾け飛んだ。


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