Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪60.荊-月は闇に翳る-15

「でも、あの野郎は、おっ勃ててたんだよなぁ。それを俺に突っ込もうとしたんだぜ?笑っちまうだろ?」

ククク…と喉の奥を鳴らすように狂司郎が笑う。

「う、嘘だ…。…そんなの…嘘だ…兄弟でなんてあるわけない。狂さん俺をからかってるんでしょう?」
「嘘じゃねぇよ」
「嘘だっ!兄弟でそんなことするわけないじゃないかっ!狂さん、こんな時にふざけんなよっ!…っう」

雪耶の小さな顎を掴む狂司郎の指先にぐっと力が篭り、その痛みに雪耶が呻く。
眉を寄せ痛みに耐える雪耶の顔を見据える狂司郎の顔に剣呑な表情が浮かぶ。
普段の狂司郎の怜悧な刃物のような鋭さではなく、内面に煮え滾るどす黒い感情を迸らせた尋常ではない顔つきに 雪耶の心が恐怖を感じ始めるが、どうする術もなく自分を捉えている狂司郎の腕の中で身を縮めるように立ちすくんでいた。

「ふざけてなんかいねぇ!事実だっつうの!
小5ん時だ。まだ毛も生えてんだか生えてねぇんだかってガキだった俺相手に、あいつは突っ込もうとしたんだよっ!」

雪耶が怯えて逃れようとするのを、そうはさせじと狂司郎の腕がさらにきつく締まる。
「……やっ!…狂さん……離して……」
「なぁデコ。わかるか?半分でも血が繋がってる男に犯されるって…。
わっかんねぇよなぁ? …寝てたんだ、俺。自分の部屋で寝てただけなんだぜ?
それをあいつは…っ!寝てる俺を抱えて、納戸に連れ込んで!」

ふいに狂司郎の視線が雪耶から外れ、どこかが痛むかのようにその顔が歪む。
それでも狂司郎の瞳は荒々しさを加速していく。

「あん時、あいつはもう社会人だった。
酒臭ぇ息しながら俺に圧し掛かってきやがって、俺がどんなに暴れてもかないやしねぇ。
下半身むかれちまって、両足抱え込まれて…っ」
「…狂さん…もう…やめよぅ…」
聞くのも辛くなった雪耶が狂司郎を止めようとするが狂司郎には聞こえない。
言葉を吐き出し続ける合間の息遣いが大きく、狂司郎の心の波動の激しさを物語っていた。


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