Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪59.荊-月は闇に翳る-14

昏い微笑みを湛えた狂司郎は、 顔を強張らせたままじっと自分を見つめている雪耶の腕を取り、己の方へぐいっと引き寄せた。
急なことに対処できず自分の胸元に倒れこんできた雪耶の腰を、もう一方の手で身体を密着させるように抱き込むと、 間近に来た雪耶の顎を掬うようにして掴み、その顔を覗き込む。
雪耶は顎を捉えている狂司郎の指を外そうとするが、狂司郎はそれを許さず指先に力を籠め低く掠れた声で問いかける。

「…なぁ、デコ。兄弟ってセックスすんのか?普通は…」
「……え?……」

狂司郎の発した言葉にその動きを止めるが質問の意味を理解できなかったのか、雪耶は掴まれた顎の痛みに顔をしかめながらも戸惑いの色を乗せた瞳で狂司郎の顔を見上げる。

「…意味わかんねぇか?…弟相手に兄貴がセックスしようとすんのが普通なのか?って聞いてんだよ。
もしかして、お前んちも兄弟でヤってんのか?」

その途端、雪耶の眦が上がり怒ったような顔になる。

「っ!そんなことするわけないだろっ!兄弟で、セ…っ…なんて…しないっ!」

不謹慎な質問に憤り目元を赤くして怒鳴る雪耶を見下ろした狂司郎は、笑うかのように軽く息を吐く。

「……だよなぁ…しねぇよなぁ、兄弟相手に勃つなんて考えらんねぇもんな」

そう言いながら狂司郎は、雪耶の顎を掴み直し顔を動かせないようにすると、 まるでキスでもするかのように覆いかぶさっていく。
瞬きひとつせず迫ってくる狂司郎の淡い虹彩の美しい瞳に囚われたかのように雪耶は緊張に頬を強張らせたまま、視線を狂司郎から外せずにいた。

そんな雪耶の唇を、狂司郎がペロリと舐める。
唐突なその行為に一瞬体を竦ませた雪耶は、顔を背けようとするのだが顎を掴まれているので逃げられない。
幼さの残る顔を歪めて抵抗しようとする雪耶の様子を楽しむかのように、瞳に嗜虐の色を浮かべた狂司郎がまた、舐める。
狂司郎を遠ざけるため腕を突っ張ろうとするのだが腰を強く抱き寄せられているせいでそれもできず、雪耶は狂司郎の腕の中で踠くしかなかった。


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