Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪49.荊-月は闇に翳る-4

狂司郎に話しかけた男がゆっくりと階段を下り始めると、その後から、スーツを着ていてもその身体が屈強であるとわかる長身の男が現れ、従うように後に続く。
前を歩く男のボディガードといった風情だ。

微動だにしない狂司郎を見据えたまま階段を降りる男は、ちょうど狂司郎を見下ろす位置で足を止める。

「お前、知ってるか?
あの女が親父に連絡をしてきたらしいな」

それを聞いた瞬間に狂司郎の身体が強張るが、その視線が揺らぐことはなく、口元もきつく閉じられたままだった。

「フン。大方、親父に金の無心でもしてきたんだろう。
お前を捨ててこの家から逃げ出した女だ。慰謝料なんて貰える立場じゃなかったからな。
それが、何をいまさら親父にすがりついてるんだか」

「……」

「相変わらずのだんまりか。少しは動揺でもすれば可愛いものを。
あぁ、そうだ。お前、あの女に会いたいなら親父に頼んでみたらどうだ?
『ママに会いたい』ってな」

シニカルな笑みを湛えた男は挑発するかのような視線を狂司郎に送りながら階段を降りてきた。
お互いに視線を逸らすことなく、二人の視線の接点でチリチリと火花か散っているかのような緊迫した空気が流れる。


それを唐突に破ったのは狂司郎だ。

断ち切るようにして男から視線を外すと、階段を上り始めた。
その急な動きに慌てた雪耶は男にぺこりと軽く頭を下げると、狂司郎の後を追って階段を上がろうとする。


「挨拶ひとつまともに出来んのか。」
すれ違いざま、男は雪耶に言葉を投げた。


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|  ・狂司郎×雪耶 | 21:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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