Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪38.時の流れる電車に乗って 5

「お待たせしました」

 そう時間も掛けず車に乗り込んできた川田は、簡潔に詳細を説明し始める。

「お二人をこのまま車で駅までお送りします。駅からは俺がお二人に同行させていただき、山本は降りる駅で待機しますが、英さんはご迷惑では?」

 話を狂司郎に振られて、雪耶は狂司郎に目線を移した。
 自分がどんな表情をしているのか雪耶には解らなかったが、狂司郎が嫌な顔をせずに自分を見てふっと笑ってくれたことに安堵する。

「いや…それでいい」
「やったー!」

 狂司郎の一言に雪耶の顔がぱぁっと明るくなる。
 その表情を切欠に、車内の空気がやんわりと緩んだ。
 そのまま発進した車は、狂司郎がいつも乗り降りする駅へと向かう。


~※~


 駅のロータリーで山本を残し、車を降りた三人は駅の改札口へと向かった。
 狂司郎はそのまま改札へと進み、携帯電話を取り出して機械上のパネルに翳すと改札機を抜けていく。
 狂司郎について歩いていた雪耶は、学校の最寄り駅に来るのが初めてで、物珍しげにキョロキョロとしていて改札機のバーが自分を遮っている事に気付かなかった。

「って!」

 雪耶の上げた声に、狂司郎が振り返る。
 隣の改札を抜けていた利用者も、雪耶の行動を訝しげに見ながら歩いていく。

「…なに?これ」
「切符、ねーと通れねぇだろうが」

 改札機の向こうから、狂司郎が呆れたような顔で説明してくれた。
「あ、切符…」と間抜けな言葉を返す雪耶を、またもや狂司郎が困ったような顔で笑う。



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