Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪28.Piccola stanza con chiave 2

 
まったく、このふてぶてしい生徒には手を焼かされる。
しかし、正攻法では芳しい反応が得られないのは想定内であった。だからこそ、わざわざ自分のテリトリーである物理準備室まで呼び出したのだ。他の教師や生徒が頻繁に出入りする職員室やカフェテリアよりは、ここのほうが落ち着いて話ができるだろう。
「まぁ、いいわ。とりあえずコーヒーでも飲む?インスタントしかなくて申し訳ないけど。」
小春は二人分のコーヒーをマグカップに作ると、ひとつを狂司郎に渡した。

「ブラックなんだな。」
マグカップを受け取った狂司郎がぼそりと呟いた。
「あら、あなたはそのほうが好きかと思ったんだけど・・・。」
「いや、このあいだ、デコが」
「デコ?」
小春がいぶかしげに問い返す言葉を無視して、狂司郎は独り言のように言葉を続けた。
「アンタのところで、ミルクと砂糖たっぷりのコーヒーを出された、子ども扱いされた、ってぶつくさ言ってたから。」
ああ、と小春は合点が行った。デコ、というのは久世雪耶のことに違いない。
と同時に彼の額が広い童顔を思い出す。なるほど、デコだわ。英くんうまいこと言うじゃない。
「久世くんは甘い物が大好きだもの。子ども扱いしたわけじゃないのよ。」
雪耶のふくれっつらを想像すると自然と頬がゆるみ、小春は小さく笑った。


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