Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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11.Premonition ~The beginning 8

小春と店の外に出ると、昼間の暑さの名残か、まだ空気に熱がこもっているように感じる。
ごちそうになったお礼にバーにでも、と小春を誘ってみたが、明日も仕事があるので残念だが今夜はここで失礼したいと言われた。確かに教師の朝は早い。
「本当にごめんなさい・・・西門さんとご一緒なんて、そうそうある機会じゃないのに」
とうなだれている。先ほどは店のマダムに向かって拳を振り上げかねない勢いであったのに、今はこの落胆ぶり。本当に表情豊かな人だ。そのギャップの大きさがまた湊の関心を大きくする。

そういえば、と湊はなにげなく小春に問うた。
「先ほどマダムとお話してたとき、なにか盛り上がってましたね」
小春はなぜかまた耳を赤くして、
「いや、あれはたいした話じゃないんで・・・」
と歯切れが悪い。隠されるとかえって訊きたくなるのが人情、とばかりに湊が
「おや、私には教えていただけないんでしょうか。寂しいなぁ」
と小春の顔を覗き込みながらうそぶくと、小春はまたもや真っ赤になってうつむいたままで、
「いえ、あの、ママがですね、彼、ステキな人ね、って・・・」
と小声でごにょごにょと呟いた。

みなまで聞かずとも、さすがに湊にもマダムの言いたいことは分かった。つまり、小春が彼氏を連れてきたと思っているのだ。あの状況ではそう考える方が確かに自然ではある。
「なんかすみません、ママが勝手に誤解しちゃって」
と小春は恐縮しきりだが、ほんのり赤みの残る潤んだ目元、落ち着きなく彷徨う視線、忙しなく組んだりほぐしたりしている指先を見れば、マダムの勘ぐりはあながち的外れでもないことが分かる。本当に素直で可愛い人だ。
「まさか、光栄ですよ。それに、誤解だと決めつけるのは早くないですか」
と、そっと小春の右手を下からすくい取るような形で取って、指の辺りを軽く握った。


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