Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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4.Premonition ~The beginning 1

駅の改札を出て時計を確かめると、約束の時刻のちょうど10分前だった。

普段は車で移動することが殆どなので、電車に乗ったのは久しぶりだった。
車内は夕刻という時間帯や、繁華街や学生街に近いという場所柄もあって学生や若い会社員が多く、皆一様にこれから夜を楽しもうというざわめきに満ちていて、そのような活気のただ中に身を置くことも久しくないことであった。
本来人混みはどちらかというと苦手なのだが、今夜ばかりは柄にもなく、その喧噪にさえ心が浮き立つ思いがする。

まだまだ昼間は厳しい暑さが残っているが、この時期になると、朝夕には多少涼しい風を感じるようになった。陽が落ち始めたばかりの薄闇の中、待ち合わせ場所として指定されたあたりを見回すと、同じように待ち合わせをしていると思しき多くの人々の中に、その人はうつむいて所在なさげに立っていた。

しまった。自分の方が早く着くべきであったのに。
急いで歩を進め、
「藤巻先生、遅くなってすみません。」
と声を掛けると、藤巻小春ははっと顔を上げて
「あ、西門さん」
とぱっと笑顔になり、
「いえ、私も来たばかりですから。」
と言ってにっこりと微笑んだ。
その笑顔を見て、西門湊は素直に彼女を可愛いな、と思った。


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