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絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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67.【蒼白の月に啼く獣6-9】

 後日、西門は、英に事の顛末を伝えた。

「恭司郎様に拒絶されてしまいました」
そう言って肩を落とす西門に、英自身もそうなることは予想していたようで、
「湊くん、辛い役目を負わせてしまって本当に申し訳なかった。」
西門にいたわるような視線を送り、謝罪した。

「恭司郎様は大丈夫でしょうか?」

「…あぁ。しばらく様子を見るしかあるまい。あれも今は気が立っていると思うから。」


 たぶんこのまま狂司郎は放っておかれるのだろう。
 いくら落ち込もうと誰も慰めてくれる人間はここにはいない。
 彼自身が自分の力で立ち直るしかないのだ。

 
 それでも、自分が英家にいる間に少しでも狂司郎を落ち着かせることは出来ないものかと、何度も彼の部屋に足を運んだ西門だった。だが、何度行こうとも、呼びかける西門にドアは開かない。
 狂司郎の部屋は中からはロックできないので、開けることは出来るのだが、狂司郎が開けないものを無理に入ることはしたくない。
 いくら待とうと開かないドアは、狂司郎の激しい拒絶の象徴として西門の気持ちを責め立てる。


 結局、西門は卒業式を終えると、アメリカに発つまでの期間を実家で過ごすことに決めた。
 ギリギリまで英邸に残って狂司郎を待とうとも思っていたのだが、固く閉ざされたままの扉の前に立つことに苦痛を感じるようになってしまったのだ。
 もしかしたら狂司郎は、部屋の中で西門を待っているのではと一縷の望みを持ってもいたのだが、感じる苦痛に耐え切れなくて逃げ出すことを選んでしまった。

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