Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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63.【蒼白の月に啼く獣6-5】

 その夜、西門と狂司郎は狂司郎の部屋で二人、合格を祝っていた。

 合格発表という今日も、英は出張中で不在だった。狂司郎にお祝いの電話は入ったが、普段から会話のない父と子に会話は弾むはずもなく、狂司郎によってあっという間に電話は切られてしまった。


「恭司郎様、合格おめでとうございます。」

 西門の言葉に、狂司郎は視線を上げて西門を見つめ、返事はないが深く頷く。
 そのまましばらく、俯いていた狂司郎が思い切ったように顔を上げると、西門を見つめた後、フッと視線を泳がせながら呟く。

「ありがとう…湊…。」

 目元がごくわずかに赤くなり、彼が照れているのがわかった。


「頑張りましたね、恭司郎様。いっぱい勉強しましたものね。」

 そう言って西門は狂司郎の頭に手を伸ばし、クシャクシャとその柔らかい髪を撫でた。
 西門に頭を揺らされながら見上げてくる狂司郎の視線が柔らかい。不貞腐れた顔がトレードマークでもある普段の狂司郎とは全く違う表情だ。

 西門は自分の傍らに置いていた箱を狂司郎に差し出す。

「コレ、僕からのお祝いです。中学校に行ったら使ってくださいね。
恭司郎様の名前を入れてもらったんですよ。」

 お祝いのプレゼントを貰えるとは思っていなかったのか、少し目を見開いて狂司郎が受け取った。

「開けてみてください。」
そう言って西門は微笑む。

「ウン。」
頷いた狂司郎がリボンのかかった包みを開けていく。

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