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絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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53.【蒼白の月に啼く獣5-10】

 心に傷を負った狂司郎が、今、どこで、どんな思いで、何をしているのか…そう考えると西門は胸を焼かれるような焦りを感じる。

 昨夜、傍についていただけの自分の対応に落ち度はなかったのか。

 自分の身に起きた何もかもを、内面に押し込んでしまう狂司郎は、受け止めてくれる人のいない現実を知り、感情を出すことを諦めてしまっているのかもしれない。

 そんな彼の辛さや怒りや悲しみを吐き出させてやる方法はなかったのか。

 かつては、他者への暴力という方法で発散していたのだろうが、今は西門が厳しく禁じている。ならば自分が、もっと別の方法で彼の心の痛みを引き出し、受け止めてやらなくてはならなかったのではないか。

 だが、自分にはその方法がわからない。どうすればいいのか全くわからないのだった。
出ない答えを延々と考えている間にも時は無常に過ぎていった。

 警察に連絡をした方がいいのではないかと、田上に持ちかけたが、

「旦那様がニューヨーク出張で不在なので、事を荒立てるようなことは避けましょう。」
と、動こうとしない。

 狂司郎の身に何かあったほうが一大事だろうに、何を悠長に構えているのかと、西門は腹立たしくなる。もっとも田上は昨日の夜に起きたことを知らないので、いつも通りの対応しているだけなのだが。

テキスト by 流々透雫

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