Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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51.【蒼白の月に啼く獣5-8】

 西門の言葉を聞いた狂司郎の瞳が不安げに揺れる。
人に見せたことがないどころか自分でも見たことのない場所を、西門に見せるのは抵抗を感じるのだろう。

 それでも、西門は確認しておきたかった。
有介が強引にどこまで挿入したのか定かではないが、レイプという形の行為によって狂司郎が怪我をしている可能性は大きい。

 何故、西門がこれほど怪我の心配をするかといえば、彼には男同士のセックスについての知識があるからだ。

 西門は、誰にも打ち明けてはいないが、自分がゲイであることを自覚している。女性を受け付けないわけではないので、純粋なゲイではないのかもしれないが、初めて好きになった相手は男であり、恋愛関係になったのも男だった。
 高校時代に2年間一人の男とつきあい、もちろん肉体関係もあったので、準備もなく挿入行為をする危険性を理解している西門は、狂司郎の受けた傷が心配で仕方がないのだ。
 

 無言のまま、西門が手にしているシャワーヘッドからの湯が浴室の床を打つ音だけが響いている。


 しばらくすると、狂司郎がくるりと西門に背を向けた。じっとそのまま動かない狂司郎から、それが彼の承諾だと受け取った西門はシャワーを止める。
 たぶん、狂司郎は痛みを感じているのだろう。痛みと共に不安もあり西門に見せる気になったのかもしれない。

「恭司郎様、手をここに。」
 極力優しげな響きを籠めて告げると、狂司郎の両手を浴室の壁につかせる。

 軽く前傾姿勢になった彼の後ろに回り、
「ちょっと見せてくださいね。」
と、声をかけ、白い双丘に手を沿えそっと開いた。狂司郎の身体が一瞬強張る。

 やはり出血していた。襞のあたりが少し腫れ、血が滲んでいる。

 それを見た西門が思わず唇を噛む。西門は自分の中の怒りの焔が再び燃え盛るのを感じた。
 傷の様子から、挿入は完全ではなく、際どいところで西門が助け出せたのであろう。
 酷い怪我ではなさそうなので、それに関してはホッとはしたのだが、もし、完全に挿入されてしまっていれば、幼い狂司郎の狭い器官がこの程度の怪我で済むはずもなく、有介を許せないという気持ちが大きく膨れ上がっていく。

 迸る怒りの感情に声が震えそうになるのを、必死で押さえながら狂司郎に声をかけた。

「少し血が出てますね。でも酷い傷じゃないから大丈夫ですよ。
綺麗に洗って、風呂からあがったら消毒しましょうね。」

 そして、シャワーのお湯が直接傷口に当たらないように、自分の手の平で受けるようにして狂司郎の肛門を洗い流してやった。
 そのまま、西門の手によって、狂司郎の体も髪も丁寧に洗われていく。

 西門自身、狂司郎に触れた有介の跡を消し去りたいような気持ちで、狂司郎の身体を泡で包んでいった。

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