Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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50.【蒼白の月に啼く獣5-7】

 狂司郎を抱きかかえて部屋に戻った西門は、そのままバスルームに直行する。
 シャワーを浴びるのを嫌がるそぶりをする狂司郎に、西門は静かに語りかけた。

「洗い流してしまいましょう、恭司郎様。」
「…………。」

狂司郎は、ただ黙って西門を見つめてくる。

「僕が、全部、綺麗に洗い流してさしあげますから。」

「…………全部?」

「はい。全部、洗い流してしまいましょう。」

 狂司郎の身に起きたことが、シャワーなどで流してしまえるわけはないのだが、それでも、洗い流してやりたかった。

 狂司郎がうなずいたのを見た西門は、自分のジーパンの裾を両足とも膝の辺りまでまくりあげた。
 狂司郎も自分でTシャツを脱ぐと、浴室に入っていく。
 普段から、狂司郎が風呂になかなか入ろうとしない時などには、西門が風呂にいれてやったりしていたので、狂司郎は洗ってもらうことに抵抗を感じることはない。


 西門は先ほどからずっと気になっていることがあったのだが、それをどう切り出そうかと迷っていた。

 逡巡の末、意を決した西門は、シャワーの温度を確認しながら、狂司郎にさりげなく尋ねる。
「お尻、痛くないですか?」

 狂司郎は口元を引き結び、西門をじっと見上げたまま答えない。


 狂司郎の性格からすれば、痛くても痛くないと答えるか、こうして無言かのどちらかだと西門が気づく。
 それならばもうストレートに言うしかない。

 西門は狂司郎の前に片膝をつき、彼を見つめながら尋ねた。
「お尻、怪我をしていると大変なので、僕に見せてくれますか?」

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