Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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46.【蒼白の月に啼く獣5-3】

 梅雨入りはしたが、まだ本格的な雨は降らず、どんよりと曇った日が続いていた。
 西門は、その日も12時を過ぎた頃に、狂司郎の部屋に向かった。
 狂司郎の部屋のある2階はゲストルームが並んでいるので、来客がない限り、寝ているのは狂司郎だけで、 それを思いながら歩く静まり返った深夜の廊下は、西門でも寂しい気持ちになってくる。

 狂司郎の部屋の廊下を挟んだ向かいには、納戸がある。 納戸といってもかなり広いスペースで、今は使われていない家具や調度品、 ゲストルーム用のリネン類など、雑多なものが整然と納められている。
 使用人たちが出入りする場所でもあり、さほど高価なものは置かれていないのもあって、施錠はされていない。

 狂司郎の部屋のドアを開けようとした時、納戸の方から何か物音が聞こえたような気がしたのだが、 それも一瞬で、それ以降何も聞こえず、空耳かと思った西門はさほど気にも留めずに狂司郎の部屋に入った。

 電気を消されたリビングスペースを通り抜けそのまま寝室に向かいドアを開けると、狂司郎が寝ているはずのベッドに視線を送る。
 枕もとのライトが、明るさを一番低く落とした状態で点されているのだが、その灯りで見えるベッドに狂司郎がいない。

 一旦寝ていて起き出したといった形で掛け布団がめくれているので、 トイレにでも行ったのかと寝室にあるトイレを確かめるがそこにはいない。浴室にもいない。
 今までこんなことはなかったので不安になった西門が、ベッドに戻り布団に手を伸ばして触れると、ほんのり温かい。
 まだ出て行ってから、時間が経っていないと言うことだ。

(いったいどこへ?)
そう思った西門は、先ほどの納戸のことを思い出す。

 慌てて狂司郎の部屋から出ると、向かいの納戸のドアノブを回すが、鍵がしまっていて開かなかった。
 西門が、分厚い木のドアに耳をピッタリと付け中の様子を探ると、何か暴れているような物音が、微かにだが聞こえてきた。
 嫌な不安に襲われた西門は、そのまま階下の執務室に降りて納戸の鍵を取り、再び納戸に急いだ。

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