Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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38.【蒼白の月に啼く獣4-4】


 「お怪我はないですか?恭司郎様。」

 有介が去ったことで気を抜いた西門が、腕の中から狂司郎を解放し、頭や肩口を撫でながら尋ねた。無言の狂司郎は、険しい表情のままだ。
 その洋服の胸の辺りから腹にかけて、味噌汁がかかっているのに気づいた西門の背筋が冷える。

「味噌汁がかかったんですか!恭司郎様、ヤケドは?ヤケドしてないですか?」

 焦りのあまり上ずった声で尋ねながら指先を狂司郎の胸元に伸ばした。

 そう聞かれた狂司郎が、味噌汁で汚れたシャツを見下ろし、肌から剥がすように引っ張りながら答えた。
「…してない。」

「それは大丈夫だと思います。そんなに熱くしてありませんでしたので。」
と、背後から実代の声も答えた。

 その言葉に西門はホッとする。実代は、狂司郎がすぐに食べられるように温度を気遣ってくれたのだろう。

 もしこれが熱い味噌汁だったら、大変なことになっていた。何より先に狂司郎の怪我を気遣うべきだったと、西門は心の中で冷や汗を拭いながらしきりに反省していた。

 狂司郎は不機嫌な表情をしているものの、これといった怪我はないようなので、西門は倒れている椅子を起こし、そこに狂司郎を座らせた。

テキスト by 流々透雫

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