Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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37.【蒼白の月に啼く獣4-3】

 西門より10cmほど低い身長だが、細身でスラッとした体格の有介は、西門の2歳年上である。
 眼鏡をかけた一重の切れ長の目、細面でさっぱりとした造作の顔は、神経質そうにも見え、父親の英とは印象がかなり違う。たぶん母親似なのであろう。
 自分の方が立場が上だと言うプライドゆえか、有介も負けじと西門を睨み返してくる。

 有介と睨みあう西門の視界の隅に、厨房の前の廊下に立つ使用人トップの田上の姿を捕らえるが、彼はそのままスッとその場を立ち去ってしまった。

 揉め事に関わりたくないといったところだろうか。

 実代は実代で、今にも泣き出さんばかりに顔を歪めたまま、部屋の隅で震えるように立ち尽くしている。


 しばし、有介と西門の視線がぶつかったまま沈黙が落ち、緊迫した空気が流れた。



 やがて、狂司郎に対する暴力と言う明らかな事態に、自分の分が悪いと気づいた有介が、眼鏡の銀のフレームを中指で軽くあげると、何も言わず背を向けて厨房を出て行った。

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