Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪26.ささやかな約束を9.

 しばし後、どの道をすっ飛ばしてきたのか、驚くほどの早さで店に到着した川田が、こめかみに十字の怒りマークが現れていそうなほどの不機嫌な顔つきで、ツカツカとコチラにやってくる。
 それを見た狂司郎が、スッと席を立ちカウンターに向かった。

 カウンターでオーダーしている狂司郎の耳に、店内ということで抑えてはいるが、川田の怒りの声が聞こえてくる。

 コーヒーを手に席に戻ると、立ったまま山本と雪耶に説教している川田に、無言で差し出す。 気を利かせてコーヒーを買ってきたように見えるが、実のところ、川田の説教に巻き込まれたくなくて、上手く逃げた狂司郎である。

 狂司郎から差し出されたコーヒーに、一瞬手を伸ばすのを迷った川田だが、
「ありがとうございます」
 と軽く頭を下げて受け取り、喉が渇いていたのだろう、一気に飲み干してしまった。


「早く帰ったほうがいいんじゃないのか?」
という狂司郎の声に、みな我に返ったように立ちあがった。
「瀬名さんに連絡しないと!」
 山本が携帯を取り出しながら店のドアに歩いていく。

 後に続く狂司郎に川田が声をかけた。
「コーヒー、いくらでしたか?」
 ポケットに手を突っこんだまま振り返った狂司郎は
「んなもん、いらねぇよ」
 とボソっと言い残し、そのまま外に出る。



 結局遅くなってしまったということで、雪耶は電車に乗ることは叶わず、車で帰っていった。



「今度、絶対狂さんと電車に乗るからね!」
 と、可愛くささやかな約束の言葉を狂司郎に残して。

 

ささやかな約束を ☆ END

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