Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪20.ささやかな約束を3.

「雪耶さん、急に降りないで下さい!」
「あ、山本さん、ごめん!」
 傍の男に詫びた雪耶は、すぐに狂司郎を振り仰ぎ腕をギュッと握ってくる。
「あのさ、俺、狂さんと一緒に電車に乗りたい!狂さんが降りる駅まででいいから一緒に行かせて?」

 訳がわからず無言で雪耶を見下ろす狂司郎だが、雪耶の必死とも言える言葉が続く。
「俺、電車で通学とかしたことなくて。一回してみたかったんだ!だから…だから…」
 じっと雪耶を見つめていた狂司郎の表情がふと緩み、自分の降りる駅名を告げる。
 雪耶の顔がパッと明るくなり、車に駆け寄ると運転席に座る男に、狂司郎から聞いた駅名を伝え、そのまままくし立てるように喋りだす。

「川田さん!いいよね?ここから狂さんと山本さんと電車でその駅まで行くから、川田さんはそこで待ってて!山本さんも一緒だから大丈夫でしょ?狂さんもいるし心配いらないって!駅に着いたらちゃんと車で家に帰るから!ね?ね?」

 黒塗りの車に上半身を突っ込んで喋っている雪耶に、通りかかる桜華と明桐の生徒たちが、何事かという顔でチラチラ見てはいるが、傍にいるのが一見してヤクザものとわかる男と、桜華の白豹なので慌てて視線をそらす。

テキスト by 流々透雫

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雪耶とSP(川田、山本)の話はコチラ → クラブサント・ブルース 1

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