Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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狂雪10.近づく距離2.

 何も言わずに座った狂司郎を、雪耶はしばらく眺めていたが、彼もまた何を言うでもなく、視線を逸らす。


 ふと、狂司郎の脳裏に、以前屋上で眠りながら涙を流していた雪耶の顔が浮かぶが…。



話したければ自分から話すだろう。

 狂司郎は学ランを脱ぎ、バサリと下に投げ出すとその上にごろりと仰向けに寝転んだ。組んだ両手を枕代わりに頭の下にする。
 目の前には晴れた青空が広がる。澄んだ青ではなく少し柔らかい青をたたえた空に、白い雲がいくつも浮かんでいた。遥か上空の風に吹かれてやわやわとカタチを変えていく雲を眺める。

 そうしている時間が好きだった。

 この場所で何を考えるでもなく空を見上げるひととき。自分を取り巻く雑多なものから解放される。ここへは、狂司郎に関わりのある人間しかこない。桜華の生徒のほとんどが、ここには近づかないのだ。もともと立ち入り禁止の場所ではあるのだが、それよりも“桜華の白豹の昼寝場所”との認識が知れ渡っているからだ。

 たまに教師が様子を覗きに来ることもあるが、煙草を吸ったり、校則違反な行為をしたりするわけでもないので、外に出て暴れて問題を起こされるよりはマシだと黙認されている。

テキスト by 流々透雫

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