Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

◆ Piccola stanza segreta ~小部屋の秘密~9 ◆

 少し心配そうに見ている小春先生に向かって笑顔を返す。

「先生、ありがとう」
「…久世くん?」
「俺も自分自身がどう生きるべきなのか、時間が掛かるかもしれないけどちゃんと考えるよ。その秘密を抱えて生きる事に決まった形がないなら、自分の心次第で自由に形を作れるってことだよね」
「そうね…でも」
「……?」

 小春先生の何か言いたげな顔に、雪耶は小首を傾げて続きの台詞を促す。

「それって、幼馴染くんのことでしょ?」

 その少し的外れに聞える質問に、雪耶は思わず小春先生を見詰めてしまう。
そして、ぷっ…と噴出した。

「な…何よ?」
「そうだよ、先生」
「何でそこで笑うのよ!」
「今の話は俺のことじゃない。幼馴染のことだよ」

 雪耶の台詞に、今度は小春先生が目の前に立つ生徒をじっと見詰める。

「他人の事なのに、真剣に話を聞いてくれてありがとう、先生」

 優しくて感のいい女教師に満面の笑みを返しながら感謝の言葉を囁いた雪耶は、怪訝な顔をしたままの小春先生をその場に残して、物理準備室を後にした。

 

◆ Piccola stanza segreta ~小部屋の秘密~ ◆
THE END

テキスト by 辰城百夏

≪8.へ
≪1.から読む

【黒龍は木犀を甘く喰む】へ≫

≪雪耶ラインを最初から読む
≪雪耶ラインINDEXへ
≪作品INDEXへ

Copyright (C)   ciliegio2009, All rights reserved.

 

↓ランキングに参加しています。↓よかったらポチしてください。
 にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

 

関連記事
スポンサーサイト

|  ・雪耶ライン | 17:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://moelvabxb.blog81.fc2.com/tb.php/113-6d99aac6

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。