Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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◆ Piccola stanza segreta ~小部屋の秘密~8 ◆

 自分にとって全く無関係な世界での出来事ならば、もっと気楽な想いで受け止められたのかもしれないが、あまりにも身近で、あまりにも似た境遇の話に、自分自身がこんなにも不安にさせられることが怖い。その恐怖をこの物理教師は看破しているのだ。

「…俺にも解んないよ…」
「……」
「どうしたらいいのか、俺にも解んないんだ。自分の身の上のことだけで精一杯で。でも…そいつと俺は環境も生き方もすごく似ていて、もしも自分がそうだったらと思うと…簡単に力になるって言えない自分が居て。俺って…なんて弱いヤツだろうって」
「相手の人生を一緒に背負うことだもの、当然じゃない?」

 相手の生き方に関わる悩みを分かち合うことは、生半可な気持ちでは背負えない人生を一緒に生きる覚悟がいるって事でしょ?という小春先生は優しく、そして少し悲しそうに微笑んだ。

「そっか…そいつの秘密を知ることは、知った本人もその秘密に束縛されちゃうってことだよね」
「見かたによっては…そういう風にもになっちゃうわね」
「…そっか、そうだよね……」

 何かを納得したように、雪耶は椅子から立ち上がった。

テキスト by 辰城百夏

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