Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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◆ Piccola stanza segreta ~小部屋の秘密~2 ◆

 隠された場所の宝物を全部奪うのではなく、一つ、二つ、見た目には解らないように失敬する。時間が経ってからその場所をもう一度覗くと、そこには無かったハッカのキャンディを残し、代わりに別の場所に新たな宝物が隠されている…といった具合だ。
 それが一箇所でなく、あちこちにあって、何処にどう隠すか…何処をどう攻めるかと、先生と生徒、互いがゲーム感覚で楽しんでいるような錯覚に陥る。
 時々、埃まみれになってしまったり、溜まった専門誌や散らばった模型を片付けるハメになっているのは、まぁ、仕方がない。

 これまた、他の生徒もこのゲームに参戦しているのかもしれないが、それも雪耶には解らない。ただ、お菓子の包み屑をここのゴミ箱に見かけたことがないので、参戦している生徒は少ないだろうと雪耶は踏んでいる。宝を根こそぎ奪うというルール違反を誰も犯していないのがその証拠だ。

 口の中に放り込んだキャンディを右に左にと動かしながら、硬いスチール机に預けた頭を傾け、小さく光の差し込む窓の外を見る。
 青く澄んだ四角い空を眺めながら、煩雑になっている頭の中を整理しようと努力している自分に苦笑する。

 小春先生は今、職員会議で留守だ。

 昼間、物理の授業が終わった後、解らないところを教えて欲しいという雪耶に、放課後の職員会議が終わってからならいいわよと、快く受けてくれた彼女に、自分はどう話を切り出そうか…と、ずっと悩んでいる。

テキスト by 辰城百夏

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