Möelva-B×B-

絵師集団ciliegioによるオリジナル作品オフィシャルブログです。男同士の恋愛が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

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32.【蒼白の月に啼く獣3-7】

「しまった!」と思いながらも慌てて狂司郎の後を追う西門には焦りしかない。


(『誰に』…。
恭司郎様がピアノを習っていたとは聞いていない!
その彼がピアノを教えてもらったとしたら、可能性があるのは一人しかいないじゃないか!
なのになんであんなことを聞いてしまったんだ!)


 自分の失言を頭の中で後悔しながら、広間のドアを出た西門は、そこに立っていた田上に危うくぶつかりそうになる。


「すみません!」
咄嗟に謝り、そのまま狂司郎を追おうとする西門に田上が落ち着いた声をかけてくる。


「広間の鍵を。」


狂司郎を追いたい西門は苛立ちつつも、ポケットから鍵を取り出し田上に渡す。
鍵を受け取った田上が、ふいに西門に告げる。


「あのグランドピアノは恭司郎様のお母様のものですよ。
この家に嫁がれた時に持ってきたものです。
置いたまま出て行かれてしまいましたが。」


 ピアノが誰のものか知っていた田上は、おそらくこうなることをわかっていて、広間の前で中の様子を伺っていたのだろう。


 わかっていながらそれを西門に教えなかった田上の態度に歯噛みしつつも、その言葉に衝撃を受けた西門は、無言で一礼をしただけで田上から離れ駆け出した。



 ホールまでたどり着き、玄関の扉の施錠を確認し狂司郎が外に出ていないことを知った西門が階段を駆け上がる。


 田上から聞かされた事実は、自分の失言に対する後悔にさらに追い討ちをかけた。
浅はかな考えで狂司郎をピアノで遊ばせようとした自分に対する怒りが、西門の胸で大きく渦巻く。



 狂司郎の部屋に飛び込んだ西門の目にとんでもない光景が飛び込んできた。

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